和名ヒメハイゴケ学名Hypnum oldhamii (Mitt.) Jaeg.科/属ハイゴケ科ハイゴケ属漢字姫這苔分布北海道から九州、朝鮮、中国草丈1.5〜2.5mm日照-用途苔盆栽、苔テラリウム特記事項パックサイズ:19× 12cm 【解説】 1.葉がやや小型で密に育つ性質です。
2.育てますと、通常のハイゴケは青く(緑色)なりにくいのですが、ヒメハイゴケは青々と育ち、見た目に美しいという印象を受けるハイゴケです。
上段:ヒメハイゴケ 下段:通常のハイゴケ ヒメハイゴケ 通常のハイゴケ 同時に入荷しており、同一の場所で同一の管理をしております。
ヒメハイゴケは生育が旺盛で成長も早く、盛り上がるように育ち、それでいて濃緑色の葉色をするという特徴があります。
本来のハイゴケはヒメハイゴケより成長が遅く、なおかつ葉色は本来の黄緑色のやや色目が悪いのですが、養生しましてもその性質が失われない。
販売する側にとっては少し売りづらいのですが。
3.そのようなことで、テラリウム・苔盆栽に最適なハイゴケです。
苔玉にも使用できますが、葉がやや小型なだけに糸が少し巻きにくくなるような気がいたしますので少しご注意願います。
4.ヒメハイゴケは自然では盛り上がるように育ち、通常のハイゴケとは少し性質が異なるようです。
5.ヒメハイゴケはコロニーを作るように育つ特徴から、夏戸外で育てる場合、日中に水やりをしますと蒸れやすくなる特徴 を持っているコケです。
苔盆栽・苔玉等を戸外で育てる場合は少し注意が必要ですので、夏の水やりは夕方に行ってください。
よく解説で”ハイゴケは蒸れやすい”とされている場合がありますが、この蒸れやすいのはヒメハイゴケかと考えられます。
どうもハイゴケとヒメハイゴケが混同されている感がいたします。
6.余談ですが、通常のハイゴケは広がるように這うように育って行き、厚くなりにくい性質です。
つまり、ヒメハイゴケと 比較しまして蒸れにくい特徴があります。
弊園にてこの一年試作しましたところ、ハイゴケ(本来のハイゴケ)は日中水やりしましても蒸れにくく、 夏の直射日光下でも枯れずになんとか育っておりました。
平地では夏半日陰で涼しくしてやるとよく育つように思います。
そのようなことで、庭にハイゴケを使用の場合、ヒメハイゴケと本来のハイゴケではまったく違う管理になるのでは? 【弊園でのハイゴケの管理(例)】 季節は違いますが、上記の天然ハイゴケを養生しますと以下の通りとなります。
1. 8月1日 ハイゴケの専門取り扱い業者より入手。
2.8月17日 その後夏の暑い中での日陰での管理をしますと、約20日程にて成長したハイゴケです。
厚さもかなりのものに育っております。
3. 9月7日現在 【苔玉の管理】 よく皆様「カワイイから」といって室内に飾りぱなしにされます。
そして植物はおろか苔まで枯れる、或いは茶色くなっておられるかと存じます。
そのようになる前に戸外に出して下さい。
ア、植物が日陰を好むものであれば建物の北側(明るい日陰)に置いてください。
イ、好日性の植物であれば直射光線下に置いて下さい。
(夏の強光線の場合、いきなり出しますと葉焼けする場合が御座いますので注意して下さい。
そのようなことで上手に管理すれば苔も青々と育っていくかと存じます。
「苔の育て方」の解説ページも合せて御覧ください。
・苔の種類■苔玉を楽しむ ■その他の苔の販売 ■テラリウムにおすすめのガラス容器
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